「クレジットカード 比較」などで検索すると、無数にヒットするクレジットカード比較サイト。
現在、日本には1,000以上のクレカ比較サイトが存在しています。
それらのサイトには、カードの情報が非常に詳しく書かれている一方で、そのあまりの情報量に「正直、うんざりしている」という方も多いのではないでしょうか。
また、おすすめされるカードも種類が多いため、結局どれが一番いいカードなのか迷う方は多いでしょう。
今回は、「読みやすい」「目的のクレジットカードが探しやすい」という視点から、優れているクレジットカード比較サイトをピックアップしました。
筆者おすすめのクレジットカード比較サイトはこれ!
では早速、おすすめできる4つのクレジットカード比較サイトをご紹介していきます。
今回選んだサイトの選定基準は後述していますので、そちらもあわせてご覧ください。
ナビナビクレジットカード
このサイトは、10種類を超えるクレジットカードを実際に使用している方が記事を書いているサイトです。
クレジットカードの性能に加え、実際に使用して比較した結果をランキング化。
「還元率がいい」「年会費が無料」という無機質な説明だけではなく、他のカードと比較して何が良いのかについても明記されています。
また、メリットと共にデメリットもしっかり記載されている点も好印象ですね。
パーフェクトなクレジットカードなんて存在するわけがありません。デメリットはカード選択の上で非常に重要な項目です。
さらに、ランキングで紹介しているカードの種類が少ないのもポイント。
1つのランキングで紹介しているカードは基本的に5種類以下なので、選択肢が少ない分、カード選びがしやすくなっています。
- クレジットカードの専門家が執筆しているサイト
- 専門家ならではの豊富な知識で、各カードを比較しながらの解説は非常にわかりやすい
- ランキングでおすすめするカードの種類も絞られており、自分にあったカードを探しやすい
価格.com – クレジットカード比較
検索機能が非常に充実しているクレジットカード比較サイトです。
カード種別や国際ブランドといった基本的なものから、ETCカード、Suica機能付きカードまで、様々な項目でおすすめのカードを探せます。
最も魅力的なのは、各クレジットカードに対する豊富なレビューや口コミの数々。
実際に使用した人の生の意見が書いてあるので、メリットのみならずデメリットもしっかり把握できます。
価格.comレベルの口コミやレビュー数は、他のサイトではまず見られません。この点は非常に大きなアドバンテージであると言えるでしょう。
ただ、価格.comには専門家によるクレジットカードの説明はほぼありません。
検索できるカードの種類は豊富ですが、クレジットカードの詳細な説明は各カードの公式サイトで補う形になっています。
当然ながら、公式サイトには「うちのカードは、他のものに比べてココが劣っています」といったことは一切書かれていません。
そのため、そのカードについてあまり深く知る事ができない点はデメリットですね。
- 口コミやレビュー数は他のサイトを圧倒するほど
- カードの検索機能が充実しており、様々な項目からカードを探せる
- 専門家による説明がないため、そのカードの詳しい情報を知る事ができない
クレジットカード大学
このサイトには、便利な「クレジットカード適正診断」があります。簡単な質問にいくつか答えるだけで、自分に最適なカードを選んでくれる機能です。
特にクレジットカード初心者には嬉しい機能ですね。
おそらく大抵の方は、本機能でクレジットカードを決めるわけではないと思います。しかし、クレジットカード探しの足掛かりとしては、非常に使い勝手がいいです。
診断結果の画面から、より詳細な情報がまとめられている記事へとアクセスすることもできます。
また、クレジットカードの比較記事では、ジャンル毎に強いカードをまとめており、各ジャンルで2~3枚のカードを紹介。
少ない選択肢の中から自分にあったカードを選べるため、非常に使い勝手が良いです。
- このサイト独自の「クレジットカード適正診断」が簡単で便利!
- ジャンル毎に2~3枚のカードが詳しく紹介されており、自分にあったカードを探しやすい
クレジットカードの読みもの
クレカ比較サイトには、実に多くの「おすすめ記事」がありますが、そのおすすめは10枚以上であることが多いです。
はっきり言ってしまうと、10枚もおすすめがあるなら、ユーザーとしては「おすすめのおすすめ」を紹介してほしいところですよね。
一方、このサイトの比較記事は、総合おすすめクレジットカードが5枚まで絞られています。
おすすめポイントも最小限にまとめられているため、非常に読みやすいのもポイント。
また、総合的な比較だけではなく、ゴールドカード限定やポイント還元、海外での使いやすさなど、様々な視点から比較したおすすめカードも記載されています。
なお、こちらのサイトの記事を執筆しているのは、10年以上クレジットカード関連でビジネスをしている専門家の方です。
- クレジットカードの専門家が執筆しているサイト
- おすすめカードが5枚まで絞られており、自分にあったものを探しやすい
- カードの説明が少ない文字数で綺麗にまとめられているため、カード初心者にも読みやすいサイト
次の章では、上でご紹介したサイトの選定基準について説明します。
クレジットカード比較サイトを選んだ基準
前のページでは、おすすめできるクレジットカード比較サイトをご紹介しましたが、ここからはこれらのサイトを選んだ基準について解説していきます。
今回は「サイトを見るユーザー目線」でサイトを選定しました。
おすすめするカードの種類が少ないこと
まず、「おすすめ記事で紹介しているクレジットカードが少ないこと」です。
クレジットカードのみならず、特定のジャンルについて論じたWebサイトには「おすすめ記事」というものが多く見られます。
そして、大抵のおすすめは紹介している商品数が多く、10個以上のものもよく目にしますよね。
とはいえ、サイトを見る側から言わせてもらえば、10個もおすすめされたところで、結局どれがおすすめなのかわかりません。
「おすすめのおすすめ」を知りたい、というのが本音ではないでしょうか。
ユーザーは「情報量が多すぎて自分では絞れないから、おすすめのカードを教えて欲しい」と考えてサイトを閲覧しているはず。
それなのに、「あれもこれもおすすめです!」と言われてしまっては、結局答えにたどり着けませんよね。
つまり、あまりにも多すぎるおすすめ記事は意味がないのです。
クレジットカードには1,000種類以上のものが存在します。しかし、本当に人におすすめできるものというのは、多くても5~6種類ではないでしょうか。
つまり、「おすすめが少ない」ということは、その記事を執筆した人の「本当のおすすめ」だけを紹介しているということに繋がるのです。
クレジットカードの専門家が執筆していること
実は、クレジットカードの専門サイトは、その道のプロが書いているとは限りません。まったくの素人が書いてるケースもあるのです。
クレジットカードのお得な情報が知りたいユーザーにしてみれば、やはりクレジットカードに詳しい専門家の意見が聞きたいところですよね。
専門家が書いた記事というのは、クレジットカードの使用感についても必ず言及しています。
また、クレジットカードの性能も、他のクレジットカードと比較しながら解説されているため、非常にわかりやすいです。
ところが、素人の場合、1つのクレジットカードのことは調べればわかりますが、他のクレジットカードの知識がないため、簡単には書けません。
クレジットカードの性能について、比較を交えながら解説することは、多くのクレジットカードの知識を持つ専門家だからこそできるワザなのです。
おすすめのカードを探しやすい仕組みを持っていること
クレジットカードは1,000種類以上あるため、基本的にクレジットカード専門サイトの情報量は膨大です。
特にクレジットカード初心者の方は、何から調べたらいいかわからないという方も多いでしょう。
そんな方のために、専門サイトの中には独自の探しやすい「仕組み」、例えばおすすめカードの検索システムを搭載しているサイトもあるのです。
ただ、このような検索システムを持つサイトでは、カードに関するより詳細な情報までは知ることができません。
そのため、カード選びの決定打にはなりませんが、カード探しの取っ掛かりとしては非常に便利です。
クレジットカード比較サイトを閲覧する際に気を付けたいこと
クレジットカード比較サイトを利用してカードを選ぶ際に、最も注意すべきことは、「1つのサイトだけを利用しないこと」です。
なぜなら、参考にしたサイトで最もおすすめされていたり、ランキングで第1位となっているクレジットカードが、「本当のおすすめ」ではない可能性があるからです。
おすすめクレジットカードは広告費が高い?
多くのクレジットカード比較サイトは、閲覧者がそのサイトからカードの公式サイトにアクセスし、クレジットカードを契約ことで、サイト管理者に広告費が支払われます。
この仕組みに抵抗感のある方もいるかと思いますが、Webサイト運営はタダでできるものではありません。最低でもサイトを稼働させるためのサーバー料金は必要となります。
そのため、多くの場合、クレジットカードの広告費はサイトの運営費に充てられるのです。
ただ、発生する広告費はクレジットカード毎に異なります。
一般的に、契約者が後を絶たないような人気のカードほど広告費は安く、人気の低いカードほど広告費が高くなる傾向にあるのです。
サイト運営者の立場から言えば、広告費はサイト運営費のみならず自分の収入にも繋がるため、高ければ高いほどいいもの。
とはいえ、カードの人気が全くなければ申し込み者もゼロに近くなってしまうため、ある程度のバランス取りは必要になります。
つまり、最もおすすめされているカードや、ランキング1位になっているカードは「本当のおすすめ」ではなく、「広告費が高いカード」の可能性もあるということです。
回避手段は複数のサイトを見ること
サイト運営者から見れば、広告費が高いクレジットカードはNo.1かもしれません。しかし、サイトの閲覧者からすればたまったものではありませんよね。
そもそも人気がないということは、カードの内容もイマイチなはず。「本当のおすすめ」ではない可能性の方が高いのです。
そして、最も厄介なのは、そのサイトを見ただけでは、最もおすすめされているクレジットカード=「本当のおすすめ」であるかどうかが判別できないということ。
よって、クレジットカードの比較サイトでカードを選ぶ際は、複数のサイトを利用するようにしましょう。
「広告費が高いカード」を最もおすすめとしているサイトは、「本当のおすすめ」を記載しているサイトと比較してみると、おすすめしているカードがまったく違います。
また、複数のサイトを利用することは、複数の筆者の意見を見ることにもなりますので、1つのカードについてより多くの情報を得ることができるのもメリットです。
読みやすいサイトは希望のクレカも探しやすい
今回はクレジットカード比較サイトを比較し、どのサイトが優れているかを解説してきました。
今回の内容をまとめます。
- 「ナビナビクレジットカード」:専門家が運営しているサイト。ランキングで紹介している種類も少なく、各カードの説明も使用感を交えてしっかりと解説されており、非常にわかりやすい。
- 「価格.com」:非常に多くの項目からカードを検索できるサイト。レビューや口コミの数では群を抜いており、使用した人の生の感想を見ることができる。
- 「クレジットカード大学」:「クレジットカード適正診断」が非常に使いやすい。クレジットカード初心者におすすめ。
- 「クレジットカードの読みもの」:おすすめで紹介している数が基本的に5枚であるため、自分にあったカードを選びやすい。すべての記事がクレジットカード関連の専門家によるものであり、簡潔な説明で読みやすい。
- クレジットカード比較サイトの中には、広告費の関係から「本当のおすすめ」を記載していない場合もある。これを避けるためにも、クレジットカード比較サイトは複数利用するのがおすすめ。
クレジットカード比較サイトは競争が非常に激しいせいか、どのサイトを見てもカードの情報については詳しく解説しています。
しかし、その解説が詳しくなりすぎているせいか、1記事あたりの文字数が非常に多く、読むのも一苦労です。
よって、今回おすすめした記事は、初心者でも読みやすくまとめられているサイトを中心に選んでみました。
皆さまのカード選びの一助になれば幸いです。