クレジットカードの中でもトップクラスのステータスを誇る「ダイナースクラブカード」。
収入も安定して、身の回り品にこだわりを持つようになった方におすすめしたい人気のステータスカードです。
ダイナースクラブカードには「ゴールド」や「プラチナ」のカードは存在せず、任意で申込可能なカードは「ダイナースクラブカード」と「ダイナースクラブビジネスカード」の2枚のみ。
上位カード2枚は招待制となっているため、基本的には「ダイナースクラブカード」からスタートすることになります。
ダイナースクラブカードの起源
1950年頃、創業者がニューヨークのレストランで食事を終えたとき財布を忘れたことに気づき、電話で家族に現金を届けてもらった恥ずかしい経験を活かし、ツケで食事ができるクラブをつくりました。
クラブの名前は「ダイナース」。
「食事をするひと」という意味で、カードさえ持っていれば顔を知らない店でも食事ができるレストランから始まったのです。
ただし、この逸話は当時広報担当の創作。フィクションであったという説もあります。
日本においては、1960年から日本初プラスチックカードの発行を開始し、「口座振替制度」はダイナースが世界初だったそうです。
ダイナースクラブカードはステータスの高さの証
一般カードでありながら、ダイナースクラブカードのランクは、他社のゴールドカードとプラチナカードの間ぐらいになります。
ダイナースクラブという老舗のネームバリューも相まって、一般カードでもステータスカードとして広く知られています。
年会費は高いですが、付帯特典や旅行保険の充実度を考えると、非常にコスパの良いカードと言えます。
様々なシーンで大活躍する1枚になるでしょう。
年会費以上の価値あり?ダイナースクラブカードのダイニング特典
ダイナース最大の魅力である「ダイニング特典」。
他社カードのプラチナカードクラスで利用できるグルメ特典が、ダイナースでは年会費24,200円(税込)で体験できます。
- 対象店舗のコース料理を1名、もしくは2名分無料になる「エグゼクティブ ダイニング」
- 気軽に楽しめるお一人様対応の「ごほうび予約」
- 予約が難しい人気店のキャンセル席情報をいち早くゲットできる「ごひいき予約」
- 一見さんお断り、予約困難な高級料亭で予約代行できる「料亭プラン」
- パリ・ロンドンなどで三ツ星を獲得したデュカス・パリの国内レストラン優待
上記の他にも、期間限定ですが優秀なダイニング特典がたくさんあります。
「エグゼクティブ ダイニング」はディナーだけでなくランチ利用も可能です。
ディナーは高くてあまり利用できなくても、ランチならリーズナブルな価格で楽しむことも可能です。
忙しくなかなか予定が合わせられない方や一人が気楽という要望に応えた「ごほうび予約」は、テイクアウトにも対応と社会情勢に合わせた進化がダイナースの魅力でもあります。
経済的な事情で厳しく無縁と感じる方もいると思いますが、誕生日や記念日で年1~2回の利用でも年会費以上の価値がある特典です。
ダイナースはゴルフをする人におすすめの優待が豊富
個人的にダイナースでおすすめの優待が「ゴルフ」関連です。
ゴルフしない人にはまったく刺さらないサービスではありますが、ゴルフを始めたい方や初心者に嬉しいレッスン優待もあるので本当におすすめです。
- プリンスゴルフリゾーツ特別優待
- 国内約100コースの名門ゴルフ場予約
- 名門ゴルフ場でのゴルフコンペやプレーに参加
- 最大50%割引「プライベートレッスン優待」*
- GOLFTEC by GDOによる「ゴルフレッスン優待」*
- 対象店舗のゴルフ練習場優待*
*は期間限定。詳しくは公式サイトをご確認ください。
特に人気があるのが国内屈指の名門ゴルフ場でプレーができる「名門ゴルフ場予約」です。
ビジターでは通常予約が難しい、あのタイガーウッズなど国内外の超一流プレイヤーがプレーしたコースでラウンドすることができます!
「名門ゴルフ場予約」には、優待も設定されており、対象コースでは代金の5,000円(税込)をダイナースが負担してくれます!
他にもゴルフ場によっては1名分無料と嬉しい内容もあるので、ゴルフ好きの方におすすめの優待となっています。
ビジネスカードや上位カードにはゴルフ保険が自動付帯
ダイナースクラブカードには付帯されてませんが、ダイナースクラブ ビジネスカードと冒頭で紹介した招待制の上位カードプレミアカードにはゴルフ保険が自動付帯されています。
主な保険内容はこちらの通りです。
保険内容 | 補償・保険額 |
---|---|
賠償責任 (1事故の限度額) | 1億円 |
ゴルフ用品損害 (年間の限度額) | 5万円 |
ホールインワン・ アルバトロス費用 (1回の限度額) | 10万円 |
死亡 | 300万円 |
後遺障害 | 最高300万円 |
入院 | 日額4,500円 |
手術 (1事故につき1回限り) | 入院保険金日額の5倍または10倍 |
通院 | 日額3,000円 |
保険内容や補償額の情報は常に最新を心がけていますが、更新のタイミングでは正確でない場合があります。
最新の情報は公式サイトでご確認ください。
個人事業主、法人の方はダイナースクラブ ビジネスカードがおすすめです!
ちょっと物足りない?ダイナースの旅行関連サービス
ダイナースクラブカードの真価はダイニング特典にありますが、トラベル特典はどうでしょうか。
まずは利用できると嬉しい空港ラウンジサービスについて解説します。
空港ラウンジは、国内と海外で1,000か所以上でダイナースクラブカード会員が無料で利用できます。
他社カードだと同伴者1名無料が多く、こちらはマイナスポイントを言わざるを得ないでしょう。
家族カード発行をすれば、家族会員も無料できますが年会費5,500円(税込)かかります。
ダイニングやゴルフ特典も本会員同様にサービスを受けられますが、空港ラウンジのためだけに家族カードを発行するのはあまり得策とは言えません。
よく比較されるアメックスゴールドは同伴者1名まで無料です。家族カード発行も1枚目は無料なので最大4名までラウンジ利用できます。
国内であれば利用できるラウンジに大きな差はありません。
ただし海外に年3回以上行く方は、ダイナースクラブカードの方がお得となるかもしれません。
海外においては、プライオリティパスで利用可能なVIPレベルの空港ラウンジを年10回まで無料利用できます。11回目からは1回につき3,500円(税込)かかります。
アメックスゴールドのプライオリティパスは年会費は無料ですが、無料利用できる回数が2回までと制限があります。
単身で国内外で旅行や出張が多い方はダイナースクラブカードが有利ですね。
旅行のカード付帯保険は十分か?
結論から言うと、国内旅行であれば良し、海外は飛行機遅延や手荷物紛失などの補償があるアメックスゴールドの方が優秀と言えます。
こちらは空港ラウンジと逆になってしまいますね。
国内旅行傷害保険 | ダイナースクラブカード | アメックスゴールド |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1億円(利用付帯) | 最高1億円(利用付帯) |
入院 | 日額5,000円 | – |
手術 | 入院中:5万円 入院中以外:2.5万円 | – |
通院 | 日額3,000円 | – |
海外旅行傷害保険 | ダイナースクラブカード | アメックスゴールド |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1億円 利用付帯5,000万円 自動付帯5,000万円 | 最高1億円(利用付帯) |
傷害治療費用 | 300万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 300万円 |
賠償責任保険金 | 1億円 | 4,000万円 |
救援者費用保険金 | 300万円 | 400万円 |
携行品損害保険金 | 50万円 | 50万円 |
乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用 | – | 1回につき最高2万円 |
受託手荷物遅延費用 | – | 1回につき最高2万円 |
受託手荷物紛失費用 | – | 1回につき最高4万円 |
口コミ・評価情報
高額決済にも対応しているのがとても助かりました
利用枠が一律でないので、信用度に応じて利用できるのが良いです。メインカードとして使っており、プライベートと事業で月150万円程度の決済があります。昨年に約700万円の買い物をする機会があり店舗でカードを提示したところ、難なく利用出来たので良かったと思います。
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よく行くレストランでリーズナブル
私はよくホテルのレストランを利用していましたが、そのホテルとダイナースが提携しており、こちらのクレジットカードで支払うとかなりリーズナブルになりました。しかし年会費は2万円以上と高額なのはネックでしたね。
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1名で利用できるダイニング系特典「ごほうび予約」もいい
ダイニング系特典が充実したカードです。2名以上でのレストラン利用で1名分のコース代金が無料となるサービスは今では高級カードの代名詞的な存在ですが、このカードには1名で利用できる「ごほうび予約」というシステムがあり、一緒に行く人を探すのが面倒、一人で楽しみたい、といったニーズを満たしてくれます。
また、地味な部分ですがポイントの有効期限が無期限である点もうれしいポイントです。ポイントの失効を気にする必要がなくストレスフリーに利用できます。
会員サポートの面では、会員サイト「クラブ・オンライン」に設置されている「お問い合わせボックス」が便利です。問い合わせたいことがあるけれども電話をするのが面倒、電話口で待たされるのがイヤ、といった場合でもオンライン上のメッセージ形式でやり取りが可能であるため手の空いた時間に問い合わせ、回答確認が可能です。
ただし、家族カードの年会費は有料となるため、家族と一緒に使用する場合は注意が必要となります。また、提携しているポイントモールはボーナスポイント付与対象となる単価が高く、電子書籍等少額の買い物では恩恵を受けにくい点も注意が必要なポイントです。
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審査がかなり厳しく、間違いなくステータスカード
審査がかなり厳しく、原則としては年齢が27歳以上や年収が〇〇円以上と決まっているそうです。
知人の紹介で特別に作ることができましたが、ダイナースは持っている人も少ないですし、希少価値は高いので、あまり今はカードでステータスを測る時代では無くなったかもしれませんが、20代ではまず持っている人を目の当たりにする機会がほとんどないので、間違いなくステータスカードと言えます。
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最大のメリットは予約を取ることが難しいお店では優先的に予約が取れること
初年度入会費無料のキャンペーンに魅力を感じカードを申請しました。私の年収は700万くらいでしたが、無事審査が通り発行となりました。利用可能店舗が限られるのではという心配がありましたが、TRUST CLUB プラチナマスターカードをコンパニオンカードとして無料で発行できるので幅広い店舗で利用できます。ポイント還元率は1%と特に魅力は感じませんが、最大のメリットは予約を取ることが難しいお店では優先的に予約が取れることです。しかも、一名分の食事代が無料ということで、年会費を払ってでも利用したいと考えております。
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